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特集

農life Vol.04 佐藤 剛信

農life Vol.04 佐藤 剛信

「食育」に関する活動を進める若手農業家グループ留萌市「五志道」。
自身で稲作農場を営み、「五志道」の会長としても活躍している佐藤さんに話を聞いた。

インタビュー

北海道一の良食味米の産地として知られる留萌市。
留萌米の美味しさは、お米のソムリエ 米・食味鑑定士協会からも高い評価を受け、米・食味分析鑑定コンクールにて金賞を収めるほどです。
そんな留萌米の良さを、地域の子供たちに伝えていくのが、同市で稲作を営む、佐藤剛信さん。

佐藤さんは、若手の農業家でありながら「食育」に関する活動を進める団体、留萌市「五志道」の会長を務めています。

五志道は、
「よい土を作る」「優れた技術を磨く」「調和・感謝の心を持つ」「良い作物と経営を創る」「夢に向かい挑戦する」という五つの志す道を進む団体として、平成16年5月にスタートした若手農業家集団です。
設立当初は、同じ志を目指す「仲間作り」の一貫として活動を進めていました。

そんな佐藤さんが食育に目覚めたのは、平成19年のことです。
留萌農業改良普及センター 専門普及指導員 石村さんからの、一本の電話がきっかけでした。

「バケツ稲の育て方について教えて欲しいと、地域の小学校から電話がありました。
農村体験学習会をやってみませんか?」

佐藤さんは、自身の成長のためにこのオファーを受け入れ、今までの農業とは違った達成感を感じたといいます。

「お米の研ぎ方を知らないという子も中にはいるのです。
パックのお米をレンジでチンするから、お米を研ぐ方法なんて知る必要がないと。
それを聞いたときには、やはりショックでしたね。
ですが、最初は蛙や虫などを嫌がっている子供たちも、段々自然の中で楽しく遊んでいってくれるんです。
その後、道で会っても、自分のことを覚えていてくれたりして、嬉しくて、今までとは違ったやりがいを感じました。
今では、そうした子供たちに地域の食の良さを伝えていくことで地域農業を活性化し、農業の後継者不足を解消することが出来ればと感じています」
と語る佐藤さん。

その隣で、五志道の活躍を見守り続ける普及センター石村さんも「食育の活動を開始してから、佐藤さんは農業家として大きく成長しました」と笑顔を見せます。

今年度には、南るもい農業協同組合やホクレン留萌支所、留萌市農業後継者対策協議会など数々の協力を受け、全4校102名の小学生を対象に農村体験学習を実施。

また、他に北海道留萌市コミュニティーFM エフエムもえるのFM緑の風通信にて、ラジオパーソナリティーをつとめ、消費者へ向けて農業のPRを行なったり、10月下旬に児童農村絵画コンテスト、11月上旬に食農教育パネル展、12月上旬には親子食事会を開催を企画するなど、五志道の活動は多岐に渡ります。

(左)佐藤さん、(右)石村さん

「農業をしながら、活動を進めるのは、やはり大変ですよ。
企画などの活動は、夜、仕事が終わった後、7時半ぐらいから、遅いと夜中の0時を過ぎることもありますしね。
でも、やっぱり、おもしろいから続けていけるんだと思います。
若い力で、農業を変えたい」と佐藤さん。

後継者不足が深刻化している農業。
佐藤さんは、農業と子供たちを結ぶ、未来への架け橋です。

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